請求書の支払方法ガイド:取引先に提示すべき決済手段とは
請求書に記載する支払方法は、入金スピードに直接影響します。選択肢が少なすぎると取引先は後回しにしがちですが、適切な方法を提示すれば、スムーズに入金を受けられます。
主な支払方法の比較
| 支払方法 | 入金までの日数 | 手数料 | 向いているケース |
|---|---|---|---|
| 銀行振込 | 即日〜1営業日 | 振込手数料(数百円) | 国内BtoB取引で最も一般的 |
| クレジットカード | 即時 | 3〜4% | 小〜中規模の取引、海外取引先 |
| PayPal | 即時 | 3.6% + ¥40 | 海外フリーランス、個人間取引 |
| Stripe | 2〜3営業日 | 3.6% | オンラインビジネス、定期課金 |
| Wise | 1〜2営業日 | 0.5〜1.5% | 海外送金(手数料が安い) |
| コンビニ払い | 即日 | 数百円 | 個人向け、少額決済 |
| 口座振替 | 引落日に入金 | 月額固定費あり | 月額サービス、定期契約 |
銀行振込(日本で最も一般的)
向いているケース: 国内のBtoB取引全般。日本のビジネスでは最も標準的な支払方法です。
請求書には以下の情報を記載しましょう。
- 銀行名
- 支店名
- 口座種別(普通・当座)
- 口座番号
- 口座名義(カタカナ)
ポイント: 振込手数料の負担先を明記しておくとトラブルを防げます。「振込手数料はお客様のご負担でお願いいたします」が一般的です。
クレジットカード決済
向いているケース: 海外取引先がいる場合、少額〜中額の請求、すぐに支払ってもらいたい場合。
クレジットカード決済を受け付けるには、StripeやSquareなどの決済サービスを利用します。請求書に決済リンクを記載するか、「クレジットカード払い対応(Stripe経由)」と明記しましょう。
PayPal
向いているケース: 海外のフリーランス、カード決済を好む取引先。
メリット:
- 世界中で広く使われている
- PayPalアカウントがなくてもカードで支払える
- 入金通知がすぐ届く
デメリット:
- 手数料が3.6% + ¥40かかる
- 為替レートの上乗せがある
- チャージバック(支払い取消)のリスク
どの支払方法を提示すべきか?
最低限: 銀行振込は必須。
おすすめの組み合わせ:
- 銀行振込 — 国内取引先のメインの支払手段
- クレジットカード(Stripe経由) — 海外取引先や即時決済を求める取引先向け
- Wise — 海外取引先がいる場合(PayPalより手数料が安い)
日本国内のBtoB取引であれば、銀行振込のみでも問題ないケースがほとんどです。
請求書への振込先情報の記載方法
振込先は、請求書の下部や備考欄にわかりやすく記載しましょう。
【お振込先】
○○銀行 △△支店
普通口座 1234567
口座名義:ヤマダタロウ
※振込手数料はお客様のご負担でお願いいたします。
振込先情報入りの請求書を今すぐ作成できます。
Loading...
手数料は誰が負担する?
日本のビジネス慣行では以下が一般的です。
- 銀行振込手数料 — 支払い側(取引先)が負担するのが一般的
- クレジットカード手数料 — 受取側が負担(加盟店規約による)
- 海外送金手数料 — 取引先との事前取り決め次第
手数料の負担先は、請求書に明記しておくとトラブルを防げます。
早く入金してもらうためのコツ
- デジタル決済を用意する — 振込以外の選択肢があると、海外取引先の支払いが早くなります
- 振込先を毎回記載する — 取引先に「どこに振り込めばいいか」を探させない
- 決済リンクを送る — StripeやPayPalなら、ワンクリックで支払えるURLを添付
- 早期支払い割引を提示する — 「10日以内のお支払いで2%割引」といった条件も有効
- 取引先の希望に合わせる — 新規取引開始時に、希望する支払方法を確認しましょう
海外取引先への請求
海外の取引先に請求する場合は、以下の点に留意しましょう。
- 取引先の通貨で請求するのが望ましい(InvoiceNeatは17通貨に対応)
- WiseまたはPayPalを使うと、銀行の海外送金より手数料が抑えられる
- SWIFTコードを記載する(海外からの電信送金に必要)
- 為替手数料を単価に織り込む
- 送金手数料の負担先を明記する — 「送金にかかる手数料はお客様のご負担でお願いします」
まとめ
- 銀行振込は国内取引の基本。海外取引にはデジタル決済を追加
- 振込先情報は請求書に毎回漏れなく記載
- 手数料の負担先を事前に明確にしておく
- 海外取引先には、WiseやPayPalが便利でお得
- 取引先が支払いやすい環境を整えることが、入金スピードアップの鍵